日本とフランス 2012 4 22

 今、フランスでは、大統領選挙が佳境にあります。
そこで、今日は、フランスのことを書きましょう。
 日本人は、フランスというと、
ファッションやグルメの都を連想するかもしれません。
あるいは、農業大国を連想する人もいるかもしれません。
 しかし、今日、書くのは、国家の独立です。
フランス人が、最も重視する言葉は、「独立」でしょう。
 歴史的に、フランスは、
外国から侵攻を受けたことが何回かあるでしょう。
近年では、ナチス・ドイツだったと思います。
 そういう歴史があるからこそ、
フランス人は、国家の独立ということを最も重視していると思います。
こうしたフランス人の意思は、将来、日本の参考となるはずです。
 フランスは、第二次世界大戦後、
アメリカにもソ連にも依存しない、
自主独立路線を取ったのです。
 そのために、フランスの軍事予算は、
対GDPで比較すると、日本の2倍以上となっています。
金額ベースで見ても、日本を大きく上回っています。
さらに、フランスは核武装しています。
 これは、フランス国民にとっては、かなり重荷になっているはずです。
それでも、フランスは、こうした路線をやめないと思います。
そこに、国家の独立というフランス人の強い意志が現れていると思います。
日本人は、国家の独立について、どう思っているのでしょうか。
 アメリカ人のジョセフ・ナイ教授は、こう言っています。
「日本には、三つの選択肢がある。
日米同盟の堅持・強化、
フランスのような自主独立路線、
あるいは、21世紀の大国となる中国の属国化だ」
 数年前、鳩山政権が、
反米的で自主独立路線の外交政策を取ろうと表明した時、
アメリカのシンクタンクでは、
「ついに日本は核武装するのか」という話が出たそうです。
 日本人は、この話に、びっくりするでしょうが、
フランスの外交政策とジョセフ・ナイ教授の話からすると、
日本の核武装という帰結も、決して荒唐無稽な話ではないのです。
 今では、鳩山政権の構想は、
「単なる思いつき」ということになっていますが、
将来、中国が軍事拡張して、日本を追い込めば、
日本は、核武装することになるでしょう。
ロケットとミサイルは、同じ技術です。

空中発射型ロケット 2012 4 15
 日本の固体燃料ロケットの歴史は古いと言えます。
糸川英夫博士が率いる東京大学生産技術研究所を源流とする、
宇宙科学研究所が先駆的な役割を果たしたペンシルロケットが有名でしょう。
 その後、1970年には、全段固体ロケットであるL-4Sロケットで、
日本発の人工衛星「おおすみ」を打ち上げ、
1985年には、M-3SIIロケットによる世界初となる全段固体ロケット
人工惑星「さきがけ」を誕生させました。
「さきがけ」は、ハレー彗星探査を行う宇宙探査機でした。
(以上、ウィキペディアから引用)
 最近は、固体燃料ロケットの話は、
あまり聞かなくなったと思います。
今は、液体燃料ロケットが主流だからです。
「固体燃料ロケットの時代は終わった」と言う人までいます。
 しかしながら、日本にとっては、
完成された技術である固体燃料ロケットを活用すべきだと思います。
しかも、日本には、火薬メーカーや化学メーカーが多数存在します。
 「空中発射型の固体燃料ロケット」は、どうでしょうか。
小型の人工衛星を打ち上げるには、
液体燃料ロケットでは、コストが高すぎます。
そこで、「空中発射型の固体燃料ロケット」の出番があると思います。
 日本では、ボーイング787の導入で、
ジャンボジェットのB747が不要になると思います。
 そこで、B747を改造して、
空中のロケット発射基地とするのです。
(この話は、エアワールド2006年6月号に出ているそうです)
 日本では、株式会社IHIエアロスペースが、
日本を代表するロケット飛翔体の総合メーカーであると同時に、
世界に数社しかない固体燃料ロケット開発メーカーでもあります。
 同社は、主として固体燃料ロケット(ロケットモーター)技術を応用し、
各種宇宙用ロケットの開発及び防衛用ロケットの開発と製造を行っているそうです。










































































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